VLAN(Virtual LAN)とは何か

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IT説明図:VLAN(Virtual LAN)とは何か

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VLANはVirtual LANの略称です。仮想LANなどと呼ばれることがあります。
VLANは1つの物理的なLANを複数の仮想LANに分割できます。仮想サーバーが1台の物理的なサーバーに複数台の仮想サーバーを構築できるのに近いイメージです。

例えば、ある企業に人事総務部があり、1つの組織として1つのLANを構成していたとします。組織変更で人事総務部が、人事部と総務部に分かれる場合に、従来はネットワーク機器を追加して2つのLANにしていたところを、物理的な機器の増設はしないでVLANの設定で仮想的に2つのLANをつくります。

実際のシステムの構築では、VLANの機能を有するスイッチで設定することで実現できます。
VLANはネットワーク機器の物理構成を変更しない前提であれば有効な技術です。

なお、VLANは実用的かつ便利な技術ですが、規格により4,096個までしか拡張できないという課題があります。そのため、VLANはデータセンターのようにIT機器が拡大・拡張されていく現場などでも利用されていますが、SDN(Software Defined Network)などと組み合わせて活用されています。

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