情報システム部門の方やエンジニアを目指す方にとって必須の知識である、DAS(Direct Attached Storage)、SAN(Storage Area Network)、NAS(Network Area Storage)、オブジェクトストレージの違いについて簡単に解説します。
ストレージシステムの構成は、サーバーからのアクセス、データ保管、バックアップなどの観点できわめて重要です。
構成が決まらないとバックアップや設置場所の検討もできません。
実績から、DAS、SAN、NASから選択されることが多いですが、増加する動画ファイルなどの大容量へのニーズ、バックアップ専用、クラウド環境での接続などを意識するとオブジェクトストレージも候補となります。
PCを大きくしたタワー型のサーバーであれば、内蔵されているDASを利用します。小規模なシステムへの適性やディスクアクセスの容易さや速度に優れています。
一方、複数サーバーからのアクセスや拡張性の観点で考えると、SANやNAS、オブジェクトストレージが適切です。
これらの形態は、FC(Fiber Channel)、LAN、HTTPなどのネットワークや、ディスクへのアクセスの速度、さらに利用シーンで判断します。
※検索ボックスに SAN や NAS などと入れていただくと、もう少し詳しい解説がでます。